FAQ

PTP/PRP・HSR/GOOSE・SV/SCLが必要な理由と、代表的な適用シーンは?

IEC 61850-90-4 の推奨機能は、リアルタイム性・信頼性・相互運用性という3 つのコア目標に対応しています。

設計理由(サマリー)

  • PTP(IEEE 1588v2;TC/BC、ハードウェアタイムスタンプ):Sampled Values(SV)の精度とイベントの正しい順序付けを確保し、経路の非対称性やジッタによる誤差を低減。
  • PRP/HSR のシームレス冗長:リンク/ノード障害時もゼロタイム切替で、保護/制御通信を途切れさせない。
  • GOOSE/SV の優先処理とマルチキャスト機能:リアルタイム・マルチキャスト通信の中核。低遅延・ラインレート転送に加え、適切なマルチキャスト管理(IGMP/静的マルチキャスト/Storm Control)が必須。
  • SCL ワークフロー:共通のエンジニアリング言語として、装置間のインポート/マッピングとバージョン管理を支援。統合コストを下げ、保守性を向上。

どの機能が必要か: スイッチ推奨機能リスト | 次のステップ: すべて導入すべきか—取捨の原則